前記事に引き続き、鉱物記事です!スモーキークォーツ(煙水晶)について解説していきます。
スモーキークォーツといわれても、イメージがつかない方も多いのではないでしょうか。いや、この記事を見てくださっているということは、見たことがある方も多いのでしょうか?(笑)
最近スモーキークォーツを購入したこともあり、書く気力が起きたので記事にします!あくまで参考程度にご覧いただけると嬉しいです!
※品質表記はS+~E-で、S=最高品質、A=高品質、B=良品、C=並品、D=低品質、E=最低品質・売られないレベルです。
1.スモーキークォーツの概要
簡単にいうと”茶色い水晶”なのですが、これだと雑すぎるので(笑)下にまとめました。

含有物:アルミニウム(・鉄)
化学式:SiO₂(二酸化ケイ素)
主な産地:ブラジルなど多数
主な処理:放射線処理品が多く流通
内包物:ルチルなど
2.実物写真
実際に信頼のおける天然石店で購入したものを紹介していきます。
ちなみに、「品質」の分類はS+~E-の18段階です。
2-1.クラスター
まずは定番の、スモーキークォーツクラスターです。


サイズ:W 17.4×L 5.1×H3.6(mm)
重量:90.79g
産地:?
参考価格:¥2500
品質:C+~B-

2-2.研磨済み巨大原石
欠けがあるため、お安く購入できたスモーキークォーツです。透明度が高いのが特徴的。

サイズ:W 10.5×L 6.0×H 10.3(mm)
重量:1122g(1.122kg)
産地:?
参考価格:¥6000~¥20000
品質:B+

横から見ても、きれいさが伝わります。これは放射線処理品でなく、天然品だと思われます。

3.希少価値は?
ズバリ、S+~E-の18段階で表すと、「A-」です。なぜかというと、放射線処理品が多く、天然物の価値は上がるからです。
希少価値はアメジスト(紫水晶)以上モリオン(黒水晶)以下、といった感じです。
前述のとおり、スモーキークォーツは偽物や人工的な放射線処理品もあるので注意が必要です。
天然で1kg超な上、透明度が高い結晶は1つ数万円以上することもあります。
4.参考価格
あくまで目安ですが、下に大まかにまとめてみました。
人工模造品:数百円~1000円以下→でも、天然と偽って高く売られるかも?
放射線処理品:1500円~3000円(ふつうの水晶の値段+500円程度)
天然品:2500~5000円以上
5.シトリンとの違い
シトリンは”加熱”によって色づいたアメジストのことです。
でも、よく見る派手なべっこう飴色のシトリンは、実はほぼすべて天然アメジストを人工的に加熱して作られています。
本物のシトリンは薄い色で、スモーキークォーツのような色です。しかもスモーキークォーツ以上に高級品。
6.アメジストとの違い
アメジストは水晶内に鉄が含有されていますが、スモーキークォーツは鉄よりもアルミニウムの含有が多いです。また、放射線にさらされていないのがアメジストです。
7.【超重要】品質・価格分類のポイント
スモーキークォーツは大きく分けて「透明度」「内包物」「破損」「産地」「サイズ」「形状」の6つの評価基準があります。
言わずもがな、透明度は高いほど価値も上昇します。
内包物は基本ないほうが良いのですが、ルチルなどの特徴的で観賞価値があるものが内包されていると、話は別です。

破損は間違いなく0に近いほど良いですが、微妙なクラックなどで光が屈折し、レインボー水晶化すれば新しくプラス要素が生まれます。
産地はブラジルが基本ですが、最近は放射線処理によって水晶などを染めている場合もあるので一概には言えません。多くの産地があります。
サイズは大きいほど高価になる傾向、形状は整った6角錐状の結晶だと高いです。
②クラックや欠けが少ないか?
③透明度はどうか?...反対側まで鮮明に見えるほど透明度が高いものなら価値が爆上がり!?
8.まとめ

スモーキークォーツは天然産出品は珍しく、完全天然品は高価なのが特徴です。
希少価値はAクラスで、透明度が高いものは非常に美しい割には、水晶のグループの中でも人気は少なめです。
アメジストのようなジオード状でなく、クラスター状または巨大な結晶で産出されます。
おすすめの鉱物の一つなので、みなさんもぜひ購入してみてくださいね!
最後までご覧くださり、ありがとうございました!
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